nordgreenからご提供いただいた腕時計「フィロソファ」について、個人的な感想とレビューを写真を交えてお伝えしていきます。
【腕時計の概要】
- 名称:PHILOSOPHER(フィロソファ)
- ケースサイズ:36㎜
- ケースカラー:シルバー
- 文字盤カラー:ホワイト
- ストラップ:3リンクブレス、ブラックナイロン
- 動力源:クオーツ
- 防水性能:3ATM防水
- 価格:¥26,000
フィロソファの見た目の印象
まずは、外観についてです。
正面から観察したフィロソファの文字盤は、洗練された絶妙なバランス感で、繊細さと知的な印象です。
ですが、この時計を側面から見ると印象は一変します。豊かな金属感が前面に出てきて、文字盤からは想像もつかなかった強さ、たくましさを見せつけるのです。このギャップこそが、フィロソファの醍醐味でしょう。
特に個人的に好きなのは、斜めから覗き込んだときの姿です。正面から見た繊細さと、側面から見た力強さが融合し、一つの芸術品として立ち現れます。そのバランスの取れた美しさは、まさにフィロソファ、つまり哲学者の名前がふさわしいと感じさせます。
また、この時計のインデックスは、立体的なデザインが施されています。それは、時間を示すだけでなく、まるで未来の都市や古代の遺跡を想起させる美しい景色を描き出しています。インデックスが配された土台部分は、ゆるやかなすり鉢状をしており、なんというか、すごくいい感じです。
秒針のデザインも特筆すべきです。先端が細く繊細な印象を与えるだけでなく、よく見ると中心に向かって左右非対称の線を描いています。この特異なデザインは、ノードグリーンの中でも特にフィロソファにしか見られないものです。それはこの時計の特別な魅力の一部を形成しています。
さらに、短針と長針は、秒針とは異なる素材で作られています。鏡のように周囲の光を反射し、さまざまな表情を見せてくれます。
秋の葉の薄緑色が指針とケースに映り込んでいます。見る角度や光の当たり方によって、印象が大きく変化するのがフィロソファの魅力だと思います。
この時計を見ていると、デザイナーが哲学者のように一つ一つのデザインを深く、そして繊細に追求したことが伝わってきます。その細部にわたるこだわりが、フィロソファの魅力を高め、私たちに物を愛でる喜びを思い出させてくれます。一つ一つのディティールが語りかける物語に、しみじみと感動を覚えます。
服との組み合わせは簡単
フィロソファは上品な印象なので、シャツやスーツ、キレイめなコートなどと相性がいいと思います。
一方、あまりにも硬すぎるという印象を和らげるためには、カジュアルなスタイリングもおすすめです。
私自身が特に好むスタイリングは、ステンレス製のストラップを利用したカジュアルなコーディネートです。何故なら、このようなスタイルには、フィロソファの力強い金属感が上手くマッチし、それが全体のバランスを保つ役割を果たします。
例えば、気楽なニットやデニムジャケットとの組み合わせは、カジュアルながらも高級感のあるスタイルを演出します。これは、リラックスした日常の装いや、カジュアルな社交場での着用にぴったりの組み合わせと言えるでしょう。
しかし、フィロソファの魅力は、そのどんな服装とも違和感なく組み合わせられる汎用性にあります。その上品さとシンプルさが、どんなスタイルにも対応する幅広さを持っているからです。ただし、金属のケースが強い印象を与えるため、柔らかい素材や質感の豊かなアイテムとのバランスが良いと感じます。例えば、シルクのブラウスやカシミヤのセーターなどと合わせてみてはいかがでしょう。
夏場はどうしても半そでが多くなり、服の素材でバランスをとることが難しいです。暑い時期、この時計の出番は多くなかったです。好みによると思いますが、夏はもっと軽くて薄いペラペラな時計の方が楽です。
着脱可ストラップで服装に変化
ノードグリーンの腕時計は、ストラップの付け替えが可能です。
私はステンレスと黒のナイロンを選びました。ナイロンは細い糸が緊密に編み込まれていて、ツヤ感があり子供っぽさはないと感じました。
よりカジュアルな印象を作りたいときに、ナイロンのストラップに付け替えています。軽くて薄いので付け心地はステンレスより良いです。
難を言えば、シルバーのループ部分がもう少し小ぶりで、高級感のある質感だと、もっと使用範囲が広がると思いました。ノードグリーンの中では一番安価なストラップなので仕方ないですが、服装によってはカジュアルすぎると感じることがあります。
無難にいくなら革のストラップを選ぶ方がいいかもしれません。
ガラスに傷が・・・
今回の記事執筆にあたり、フィロソファの写真撮影に集中していたところ、時計を素焼きの鉢植えにぶつけてガラスに傷を作るという、まあまあ凹むアクシデントがありました。(秒針の下あたりに傷が影を作っています)
フィロソファのガラスの強度を調べてみると、ミネラルガラスという一般的なガラスを採用しているようです。
Philosopher、Infinity、Nativeの文字盤ケースには、衝撃に強く傷がつきにくい最高品質の強化ミネラルガラスを使用しております。また、PioneerとUnikaにはサファイアクリスタルが使われております。
出典:https://nordgreen.zendesk.com
フィロソファで使用されているミネラルガラスは、この価格帯の時計では一般的に使用されていて、強度的には中間くらいのものらしいです。さすがに、重くて硬いものにぶつけたら傷がつきます。ただ、ミネラルガラスは性質上、割れて文字盤がむき出しになるようなことは少ないようです。
高級時計などによく使われるサファイアクリスタルと比べると強度が劣り、一度傷がつくと修復が難しいようなので、丁重に扱うことをおすすめします。
保証期間は2年
フィロソファの腕時計には、製造上の欠陥や通常使用による故障に対して、2年間の充実した保証がついています。ムーブメント、ケース、クリスタルに生じる可能性のある欠陥は全て保証対象となります。
しかしながら、保証内容には特例が存在します。ストラップの破損や電池切れは、保証対象外となっています。特に電池の寿命は約2~3年とされており、電池切れ時には家電量販店や時計専門店での交換が必要になりますので、これは特に注意が必要です。
このように、保証内容は全面的にはカバーしきれない部分もありますが、製造上の欠陥や通常使用による故障に対してはしっかりと補償される点は評価できます。フィロソファの腕時計は、ユーザーを安心させるための体制を整えています。
使用期間10カ月の総評
今回ご提供いただいた腕時計はこちらです。
【公式サイト】PHILOSOPHER 36㎜ シルバー ホワイト 3リンクブレス
割引クーポン配布中
当サイト専用の15%OFFクーポンを発行していただいたので、ご購入の際に活用いただければと思います。購入画面にてクーポンコードを入力した後「適用する」ボタンを押してください。割引後の金額が表示されたことを確認してください。
【クーポンコード】
KUCHIKOMI15
耐久性:傷つきにくさ
10ヵ月間この腕時計を使用しましたが、日常的な使い方でガラスに傷がつくことはありませんでした。しかし、一度、写真撮影中に素焼きの鉢植えにぶつけてしまうという事故がありました。我ながら仕方ないなーと思いました。傷は癒えませんが私はもう立ち直っています。
機能性:精度と調整の容易さ
10か月使用して、秒針が30秒ほど進んでいましたが、簡単に調整することができたため問題ありませんでした。ちなみに、一般的なクオーツ時計はひと月で±15秒ほどズレるようです。時間のずれについては、使用状況や個体差もあると思いますが、この時計に関しては、問題なく正しい時刻を表示してくれています。
デザイン:飽きの来ないシンプルさ
フィロソファの腕時計は、細部までこだわったデザインが特徴です。よく見ると初めて気づくようなディテールがあり、その点が飽きさせません。どんな服装にも合わせやすいデザインも魅力的だと感じます。
デザイナーが北欧の家具なども手掛けているデンマークの巨匠ということで、北欧家具に通じるような、無駄のなさが息づいていると思いました。日本的な無駄のなさも良いですが、それとは一味違うベクトルを感じます。
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