日本のハンドブレンダー市場において、最も人気の高い2ブランドである、ブラウンとパナソニックの製品の口コミや使い勝手を比較しました!
「ハンドブレンダーなんてどれも似たような物でしょう?」
そう思われるかもしれませんが、ある部分が決定的に違ったんです。実際に両方のハンドブレンダーを使用したり、ユーザーの口コミを見ると、どちらの製品が優れているのかが良く分かりました。
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ハンドブレンダーで出来ること
ハンドブレンダーで出来ることは、
- つぶす
- 混ぜる
- 砕く
- 刻む(みじん切り)
- 泡立てる
と、多岐にわたります。例えば、野菜のみじん切りをあっという間に作れたり、フルーツをつぶしてフレッシュジュースを楽しんだり、ドレッシングやソースを作ったり、手間が掛かるから普段やらない事もサクッと簡単に出来るので、料理の幅が格段に広がります。
毎日料理をする方にとっては、非常に使用頻度の高い調理家電なんです。実際、欧米諸国では普及率が高く、日本でもその便利さが浸透してきました。
時短クッキング&洗い物が少ない
ハンドブレンダーって何が便利かって、調理中の鍋に直接入れて、そこで具材をつぶしたりできるんです! 野菜のポタージュなんかを作る時は、具材をザックリと切って、煮込んで、後で細かくつぶせるので、手間が省けるうえに洗い物も減って一石二鳥です!
野菜をたくさん使った健康レシピを作れる
野菜嫌いのお子さんの為に、野菜をすり潰して卵と混ぜてオムレツを作ったり、こっそり野菜を忍ばせた栄養満点のカレーを作ったり、健康管理に役立つレシピの幅も広がります。野菜を使ったソースやお菓子作りなんかも簡単に出来ます。
離乳食作りがあっと言う間に
ハンドブレンダーは、最近では離乳食を作るのに重宝すると人気を集めているんです!少量の食材をあっという間にすり潰せて、調理後の片付けもあっと言う間なので、時間の無いママさんに人気なんですね。時短クッキングになるので、空いた時間を有効利用する事が出来るというわけです。
ハンドブレンダー使ってみたけど何この快適さ!離乳食一瞬で出来る😭❤
— あっこ (@a__moko) 2017年9月6日
【注意】ハンドブレンダ―で出来ないこと
ハンドブレンダーは多機能ですが、苦手な事もあります。多くのハンドブレンダーは氷やコーヒー豆など硬い物を砕くのには向いていません。刃の損傷の原因になるからですね。
氷を砕くのにハンドブレンダーを使用したい方は、ブラウンのMQ5045がおすすめです。大きな氷には対応していませんが、氷専用の刃が付属され、家庭用の製氷機で作った小さな氷を砕くことが出来ます。
【比較】パナソニックとブラウンの主な違いは?
◇ブラウン マルチクイック MQ735
◇パナソニック ハンドブレンダー MX-S300
ブラウン | パナソニック | |
---|---|---|
価格 | 10826円 | 8300円 |
重量 | 0.89kg | 0.9kg |
サイズ | 幅7×奥7× 高40cm | 幅6.4×奥行7× 高さ39.7cm |
コード長 | 1.2m | 1.3m |
定格時間 | 1分 | 1分 |
消費電力 | 400W | 200W |
重量、サイズ、コード長など基本的なスペックはほぼ同じですが、価格はパナソニックの方が若干安くなっています。そして消費電力は2倍の差があります。さすが国産ブランドのパナソニックだけあって省エネ仕様になっています。
定格時間(連続して使用できる時間)はどちらも1分で、泡だて器使用時は2分となっています。お菓子作りなどのために、泡立て機能をメインで使いたいという方にはちょっと短く感じるかもしれませんね。その場合は普通のハンドミキサーをお勧めします。
大きく異なる点はスイッチボタン
ブラウンは、スイッチボタンを押す力の入れ具合でスピード調整出来ますが、パナソニックはスイッチボタンとスピード調整ダイヤルが分かれています。
そして、チャイルドロックの仕様も大きく違います。ブラウンは上部についたロック解除ボタンを押すとロックが解除されます。スイッチから手を離して2秒後に自動でロックが掛かります。一方パナソニックはと言うと、完全手動式です。
この辺りの違いが、使い勝手に大きく影響する箇所でしょう。(後ほど詳しく解説します!)
それでは、まずはブラウンのハンドブレンダーの、メリットデメリットをチェックしていきましょう!
ブラウン ハンドブレンダーの口コミ評価
低評価が非常に少なく、使い勝手の良さが窺えます。さらに、☆5の割合が6割と、多くのユーザーが製品に非常に満足している事が分かります。
ブラウンの口コミ【高評価】
- 手入れが簡単
- スピードコントロール機能が便利!
スマスピが超絶使える
「手入れが簡単!」「後片づけが楽!」などの声が多く、使い勝手が非常に良い事が分かります。毎日使う物なので、この点は非常に重要です。どれだけ便利な家電も、手入れが不便だと使う事にストレスを感じて、お蔵入りしてしまいますが、ブラウンのハンドブレンダーはそうならないでしょう。
そして、”スマートスピードテクノロジー”という、直観的にスピードをコントロールできる機能が非常に便利と好評です。スイッチを押す力の強弱によって、刃の回転スピードを自在にコントロールする事ができるのです。この機能により、最初はゆっくりと混ぜ、段々とスピードを上げていく事で、スープやジュースが飛び散らずに調理する事が出来ます。
ブラウンの口コミ【低評価】
- すぐロックがかかり不便
- コードが短い
- 重たい
- 収納に困る
安全過ぎてちょっと不便
安全性が高いと言うことが出来ますが、すぐにロックが掛かるのは不便と言う声が多いです。スイッチから手を離すと、約2秒後に自動的にロックがかかる仕様になっていて、ロックを解除するには、本体上部についているロック解除ボタンを押します。ただ、お子さんのいる家庭では安心して使えるので良いですね。
購入前にコードの長さの確認を
コードの長さは1.2mと長そうに感じますが、キッチンの仕様によっては、もう少し長い方が使いやすいと感じるかもしれませんね。この辺りはシミュレーションしてみて、短いと感じるならコードレスタイプのハンドブレンダーという選択肢もあります。ブラウンからコードレスタイプの物も出ているのでそちらがお勧めです。
重さは0.89kgなので、ずっしりとした重さはありますが、そこまで長時間使うものでもないので、あまり気にしなくても良いでしょう。
収納に関しては、専用のケースなどが無いので、収納場所は事前に確保しておくか、適当なサイズの収納ケースを見つける事をお勧めします。こういった調理家電は、取り出しやすく、いつでも使える状態にしておくことで、使用頻度が格段に上がります。どうせ買うなら使い倒さないと損ですよね。
では、次はパナソニックハンドブレンダーのメリットデメリットを見ていきましょう!
パナソニック ハンドブレンダーの口コミ評価
☆4の割合がちょっと多いのが気になるところ。これは、「基本的には良いんだけど・・・この点がちょっと不満」という声が多い事を意味します。ユーザーにとって、どういった点が不満なのか詳しく見ていきましょう。
パナソニックの口コミ【高評価】
- 手入れが簡単
「みじん切りがあっという間に!」とか「離乳食作りに便利♪」といった口コミが非常に多く、購入して良かったというユーザーが多いですが、そういった当たり前の口コミは今回は省いてあります。そうすると、「手入れが簡単」という声しか残らなかったのが面白いですね。
これはどういうことかと言うと、物はしっかりしているけれど、ブラウンで言うところの「スマスピ」のような売りがないという感じですね。こちらの製品も刃の回転スピードを変える機能は付いているんですが、調整ダイヤル式なので、ちょっと使い勝手が悪いですね。
パナソニックの口コミ【低評価】
- スイッチが押しにくい
- 重たい
- 音がうるさい
- 収納に困る
安全過ぎてスイッチが押しにくい
圧倒的に多い不満点として挙げられるのが「スイッチが押しにくく手が疲れる」という点です。安全面を考慮して、メインスイッチをスライドさせながら押すという仕様になっています。
小さなお子さんが安易に使えないようにチャイルドロックも付いていて、安全性は高いですが、とにかく押しにくいと不評です。(チャイルドロックは結構ゆるめです。安全性を高めるならもう少しカチッとロックできた方が安心かも)
スイッチの入れにくさに関係していると思われるのが、重たくて使いにくいという声の多さです。ブラウンのハンドブレンダーと重さはほぼ同じですが、スイッチが押しにくく、持ち手が疲れる為、重く感じるのだと思います。
【結論】おすすめのハンドブレンダーはどっち?
どちらも安全性を非常に考慮した作りになっていて、それが逆にユーザーの不満に繋がっているという印象です。ですが、ハンドブレンダーは使い方を間違えれば、怪我の元になってしまうので、当然の仕様だと思います。
口コミの評価と、実際の使用感などを比較すると、ブラウンのハンドブレンダーの方がおすすめです。何といってもスマートスピードテクノロジーが決め手でしょう。感覚的に片手でスピードを自在にコントロール出来るのは良いですね。(本当に自由自在という感じ!)
使いやすさはブラウンが圧勝
持ちやすさや、スイッチの押しやすさもブラウンが圧勝です。重さはほぼ同じですが、ブラウンの方が圧倒的に軽く感じます。
そして、パナソニックはスイッチの押しにくさが致命的です。毎日使う事を考えると、こういったちょっとしたストレスが、お蔵入りの要因になってしまいます。やはりストレスフリーで使える家電がベストですからね。
ですが、パナソニックのハンドブレンダーの方が、安全機能が2段階になっていたり、省エネだったり、価格が安かったり(価格差約2000円)といった利点があります。こういった点でパナソニックを選ぶ方も多いですね。逆にこの3つの利点に魅力を感じないのであれば、迷わずブラウンを選んでいいでしょう。
ハンドブレンダーはこんな人におすすめ!
ずばり、料理の手間を少しでも軽減したいと考えている方には、非常におすすめの調理家電です! 使いこなすほど、時短で料理をサクッと行えるようになります。
サイズも片手で持てるほどの物なので、使用の際に、「取り出したり、洗ったりめんどくさいな・・・」とか思わずにガシガシ使えるのも良いところです。
使ってみると分かりますが、片手で扱えて、操作が簡単なので、非常に自由度が高いんです。刃の回転スピードも自由にコントロール出来るので、具材を細かくし過ぎちゃったりとかもないですよ。
その他のおすすめハンドブレンダー
機能面で最もおすすめなのはブラウンですが、各家電メーカーのおすすめハンドブレンダーもざっと紹介しておきます。
軽くて使い勝手がよいハンドブレンダー
クイジナートのハンドブレンダーは約540gと非常に軽量です。他のハンドブレンダーは大体700~900g台の物が多いので、比較的軽く扱いやすい機種です。ハンドブレンダーは基本的には片手で使う事になるので、重くて使いにくいという方も多いので、力に自信が無い方はクイジナートがおすすめです。
コスパ最強の激安ハンドブレンダー
シロカのハンドブレンダーの売りは何といってもその安さ。1000円台で買えるので、「ハンドブレンダーってどんなもん?」と試してみたい方におすすめ。つぶす、混ぜるの2役ですが、この2役だけで十分という方は候補に入れても良いでしょう。
アイリスオーヤマのHBL-200は、つぶす、まぜる、きざむ、泡立てるの4役こなし、回転スピードの調節機能もあり、収納ホルダー付きで4000円台と格安です。
格安のハンドブレンダーについて詳しくまとめられた記事を見つけました。格安のハンドブレンダーに興味がある方参考にどうぞ。
お手頃価格のハンドブレンダーを使ってみた:「スープ・レッスン」サブレポート|有賀 薫|note
スタンド付きハンドブレンダー
貝印のハンドブレンダーはスタンド付きというのが大きな特徴です。使わない時はスタンドに立てて置けるので、省スペースですし、見栄えが良いですね。
コードレスハンドブレンダー
コンセントの位置やコードを気にすることなく使えるコードレスタイプの物がこちら。ベーシックなモデルよりも少し値は張りますが、そこまでの価格差は無く、氷や凍った食材を砕けるビッグチョッパー付きと、非常にコスパは高いです。
ティファールのハンドブレンダー
カラフルなデザインが魅力的なティファールのハンドブレンダー。正直、機能的には特筆すべき事は無いですが・・・デザイン重視という方にはおすすめです。
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