オーブントースターも日々進化していて、一時期「バルミューダ」のトースターが話題をさらっていましたね。あれは簡単に言えば水蒸気を利用して、より美味しくトーストを作ることが出来るという物です。実際、めちゃめちゃ美味しく焼けるらしいですが・・・いかんせん価格が高い。
今回は、極限まで無駄をそぎ落とし、シンプルに作られた低価格のオーブントースターを紹介します。時代の流れと逆行しているようですが、やはりシンプルイズベスト、長く使う家電に無駄な機能は必要ありません。食材を入れてつまみを回すだけ、これが一番です。
どうせ買うなら、安心の王道ブランドということで、「象印」と「タイガー」のオーブントースターを比較しました。
象印 ET-WM22-RM | タイガー KAJ-G100-T | |
---|---|---|
価格※変動します | 5300円 | 4300円 |
サイズ(cm) | 幅40×奥行28×高さ23.5 | 幅31.1×奥行26.8×高さ22.2 |
庫内有効寸法(cm) | 幅27×奥行22×高さ11 | 幅26×奥行21×高さ8.5 |
本体重量 | 3.7kg | 2.7kg |
コード長 | 1.2m | 1.0m |
タイマー | 15分 | 15分 |
温度調節 | 80℃~250℃ | 強・中・上・下 4段切替 |
消費電力 | 1000W | 1000W |
保証期間 | 1年 | 1年 |
トースト | 2枚 | 2枚 |
象印 オーブントースター ET-WM22-RM
高評価の口コミレビューが非常に多く、9割以上のユーザーが使い勝手に満足している事が分かります。
- 扉を取外せる
- 温度調節できる
- 網、トレイなど取り外し簡単
- 中が広く取り出しやすい
扉、網、トレイなどを簡単に取外せる
扉を外して丸洗いする事が出来ます。この機種の目玉機能の1つですが、かなり好評です。通常フロント扉は汚れてきたら濡れたタオルなどで拭かないとなかなか綺麗になりにくくて、しかもあまり力を入れてゴシゴシ拭きにくいので、汚れたままにしがちな部分です。取り外して、水で丸洗いできるので、清潔に綺麗に保てて見た目も○です。
焼き網やトレイなども簡単に取り外すことができ、溜まったパンくずなどもさっと掃除することができます。掃除のしやすさを徹底的に考えて作られているトースターと言えます。
中が広く取り出しやすい
庫内有効サイズ:幅27.0×奥行22.0×高さ11.0cmと、広めに作られている為、食品の出し入れがスムーズです。
象印 オーブントースター ET-WM22-RM低評価口コミ
- つまみが安っぽい
- タイマーのつまみが固い
- 網の手前の取っ手が邪魔
- 設定位置が分かりにくい
つまみが安っぽい
一番多かった不満点は、タイマーや温度調節のつまみが安っぽいというもの。プラスチックの玩具みたいな質感で、すぐ壊れそうという声が多かったです。さらに、温度調節のつまみは、クルクルと簡単に回ってしまうため、安っぽさに拍車をかけています。
タイマーのつまみが固い
短い焼き時間の場合、一度タイマーを6以上に回してから、任意の数値に戻す必要があります。その戻す時のタイマーのつまみが固く、無理やり戻すと壊れるんじゃないかと心配と思う方もいるようです。
網の手前の取っ手が邪魔
焼き網の手前部分に、落下防止の為なのか、取っ手みたいな部分があり、これがある事によりトーストやピザを網の上で滑らせて、そのまま皿に取り出す事が出来なくて不便と言った声が多少あります。
ちなみに、タイガーのオーブントースターには、この取っ手はありません。
設定位置が分かりにくい
つまみの幅が広くて、タイマーの数値のどの部分を指しているのか分かりにくいという口コミがあります。トーストを焼く時は、秒単位で焼き具合に差が出るので、細かく調節したい人は、つまみの中央ラインに白ペンで線を入れるなどの工夫をしているようです。
タイガー オーブントースター やきたて KAJ-G100-T
- コンパクト
- 掃除しやすい
- 庫内が広い
コンパクトで置き場所に困らない
タイマーやヒーター切替のつまみが下についているので、幅31.1cmとコンパクトサイズになっています。サイズはトースターとしての直接的な機能とは関係ないですが、やはり置き場所を考えると、非常に重要になってきます。
重量も2.7kgと軽いので、普段は邪魔にならないところに仕舞っておいて、使う時だけ取り出して使用するといったユーザーもいるようです。
掃除しやすい
扉の取り外しは出来ませんが、焼き網やパンくずトレイなどは簡単に取り外すことができ、丸洗い可能です。
庫内が広い
コンパクトサイズですが、庫内は広く設計されています。象印と比べると少し狭いですが、トーストも2枚入りますし、ピザは20cmの物ならいけます。
象印 ET-WM22-RM | タイガー KAJ-G100-T | |
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サイズ(cm) | 幅40×奥行28×高さ23.5 | 幅31.1×奥行26.8×高さ22.2 |
庫内有効寸法(cm) | 幅27×奥行22×高さ11 | 幅26×奥行21×高さ8.5 |
タイガー オーブントースター やきたて KAJ-G100-T低評価口コミ
- 表と裏の焼け具合に差がある
- 扉が水平まで開かない
表と裏の焼け具合に差がある
「トーストを作る際に、表と裏で焼き具合に差が出てしまう」、「裏面が焦げてしまう」といった口コミが非常に多いです。しかし、「トーストは美味しく焼ける!」といった声も多く、なぜ使う人によってここまで評価が分かれるんだろう?と謎でした。しかし、ユーザーの書き込みの中に、「中で焼くと裏面が焦げるので注意」というものを発見しました。この機種は、強、中、上、下の4段階で火力を切り替えることができます。
ヒーター切替 | 上ヒーター | 下ヒーター |
---|---|---|
強 | 530W | 470W |
中 | 265W | 470W |
上 | 530W | - |
下 | - | 470W |
表を見ると分かる通り、中は上ヒーターの火力が弱いんですね。なので、上が焼きあがるころには、下が焦げてしまうんです。で、取扱説明書には、トーストは「強」で作る事を推奨しています。「中」は冷凍ピザ、フライのあたためなど、主に冷えた物に使用する事を推奨しています。もしかしたらトーストを作る際に「中」を使用している方が多いのかもしれませんね。
扉が水平まで開かない
扉が水平まで開かないので、中の物を取り出す時に、扉が邪魔になり取り出しにくい構造になっています。扉が縦開きで、その分横幅がコンパクトになっていますが、その分デメリットも生じているようですね。
オーブントースター比較まとめ
象印とタイガーのシンプルなオーブントースターを比較しました。
大きな違いは・・・
- 横開き(象印)か縦開き(タイガー)
- 温度調節が80℃~250℃(象印)、4段階(タイガー)
- サイズの違い(タイガーの方がコンパクト)
- 扉の取り外し(象印は可能)
あとは、地味にコード長が若干違います(象印の方が20cm長い)。まあ1mもあれば届かないという事は無いと思いますが、いちおう購入前に使用場所とコンセント差込の位置を確認しておきましょう。
個人的には、タイガーの方がおすすめです。やはりコンパクトさですね(家のキッチンが狭いので)。トーストと揚げ物の温めがメインになると思うので、細かい温度調節も不要ですし。あと、カラーも黒系なので、どこにおいても違和感が無さそうです。
逆に、お菓子作りなどでガンガン使用する予定の方や、少しでも庫内が広い方が良い人なんかは象印の方がオススメかなと思います。扉の丸洗いもできますしね。
象印 ET-WM22-RM | タイガー KAJ-G100-T | |
---|---|---|
価格※変動します | 5300円 | 4300円 |
サイズ(cm) | 幅40×奥行28×高さ23.5 | 幅31.1×奥行26.8×高さ22.2 |
庫内有効寸法(cm) | 幅27×奥行22×高さ11 | 幅26×奥行21×高さ8.5 |
本体重量 | 3.7kg | 2.7kg |
コード長 | 1.2m | 1.0m |
タイマー | 15分 | 15分 |
温度調節 | 80℃~250℃ | 強・中・上・下 4段切替 |
消費電力 | 1000W | 1000W |
保証期間 | 1年 | 1年 |
トースト | 2枚 | 2枚 |
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