ポップインアラジン「天井照明一体型プロジェクター」の感想

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『シーリングライト一体型プロジェクター』という斬新なコンセプトで人気を博している、「Popin Aladdin(ポップインアラジン)」

従来の、「据え置き型プロジェクター」のように場所をとることもないし、

  • 配線不要
  • Bluetooth搭載
  • WiFi接続
  • OS(Android)搭載

どう考えても最高です。

今回は、ポップインアラジンを、実際に使ってみた感想を書きたいと思います。

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ポップインアラジンを使ってみた感想

良いところ

  • 場所をとらない
  • 配線不要で部屋がスッキリ
  • 操作性(サクサク動く)
  • 思ったより画面が明るい

う~んと思ったとこ

  • 設置位置で画面サイズが決まる
  • 騒音問題が心配
  • Bluetooth機能(音と映像がずれる)
  • 操作性の悪いアプリがある
  • 映像補正がかかる

ざっくりとまとめるとこんな感じです。それでは、まずはポップインアラジンの素晴らしいところを紹介します。

ポップインアラジンは期待を裏切らない便利さ

使う前に想像していた通りという感じで、期待を裏切らない便利さ(使い勝手の良さ)が一番の魅力です。まず、取り付けは、普通のシーリングライトを取り付ける時と作業自体は同じです。なので、ほとんどの場合、取り付けできないという問題は起きないでしょう。

基本的な操作性は抜群(一部のアプリを除いて※後述します)で、アプリの切り替えもサクサクでストレスフリー。動画を視聴している最中でも、リモコンのホームボタンを押せば、すぐに画面が切り替わります。そこから別のアプリを起動するときも、待ち時間が極めて短いのも嬉しいです。

明るい部屋でも、コンテンツによっては、案外見れます。(暗い部屋での使用を前提としているので、画面は薄くなります)。画面の明るさは、700ANSIルーメン(据え置き型プロジェクターは、2,000ANSIルーメン以上が一般的)と、正直あまり期待していなかったので、「予想していたよりは見えるなー」と思いました。

【昼間レースカーテンを閉めて撮影】

ポップインアラジンを明るい部屋で使った時の画面

もちろん、プロジェクターから投影する壁までの距離が長くなるほど、画面が暗くなると思います。うちの場合(壁までの距離2m、画面サイズ70インチ)なら、昼間でもYouTube動画やアニメ、日本のドラマなど視聴できます。(明暗がはっきりしている映画とかはきびしい)

ポップインアラジンのここが残念すぎる

「ここは微妙だなー」と感じたポイントもいくつかあります。

まずは画面サイズ。まあ、これは分かっていたことですが、天井に付いているシーリングソケットの位置によって、画面のサイズが決まってしまいます。プロジェクターから、スクリーンまでの距離が近いほど画面は小さく、遠いほど画面は大きくなります(懐中電灯とおなじ)。うちの場合は、ちょうどいいサイズでしたが、使用する部屋によっては、「画面小さ過ぎ」問題は避けられません。

それと、画面の高さは、”ある程度”調整できますが、これもシーリングソケットの位置によっては、「高過ぎる」という事もあり得ます。シーリングソケットと、スクリーンまでの距離が短いほど、画面は高くなります。

画面が高すぎると、見上げる形になるので、長時間の視聴で目が疲れてしまいます。「画面のサイズ」、「画面の高さ」は、購入前に要確認です。(うちの場合、プロジェクターからスクリーンまでの距離2mで、画面サイズ70インチくらい、画面の上辺が天井から約55cmくらい)

ポップインアラジン プロジェクター位置と画面サイズのイメージ図
画像出典:aladdin.popin.cc

 

~追記~

「ポップインアラジン2」が2020年4月に発表されました。こちらは、短焦点タイプなので、画面の小さ過ぎ問題と、高さ過ぎ問題を解決してくれます。画面が大きすぎる分には、台形補正機能で画面を小さく調整可能です。(半分以下のサイズまで画面を小さくできます)


画像出典:aladdin.popin.cc


画像出典:aladdin.popin.cc

ポップインアラジン2の変更点

  • 本体価格 税込79,800円→税込99,800円(先行予約で20,000円off)
  • 解像度がHDからフルHDに
  • 短焦点タイプになり、画面サイズと高さの自由度アップ
  • 本体サイズが2.4cm薄くなった
  • スピーカーがパワーアップ(1台 5w+5w→2台 8w+8w)
  • ライトの調光・調色を、より細かく設定できる

スペックを見るかぎり、どう考えても最高なので、さっそく購入。7月中旬に出荷される予定です。到着しましたら、こちらに使用感など書いていきます。

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~追記ここまで~

 

ここからは「ポップインアラジンのここが残念すぎる」の続き

スピーカーはこだわっているようなので、音自体には不満はないのですが、やはり結構ボリュームを上げないと聞こえにくいと感じます。上から音が降ってくると言っても、スピーカーは本体の側面に付いていて、自分に向いていないためか、なんか遠いんですよね。ゆえに、ボリュームを上げることになりますが、近所迷惑にならないかと、夜はとくに気を使います。壁の薄いアパートでは厳しいかもしれませんね。もちろん、Bluetooth搭載なので、ヘッドホンや外部スピーカーを使う事で、これらの問題は解決できます。

しかし・・・Bluetoothでヘッドホンやイヤホン、スピーカーなどと接続すると、映像と音がずれてしまいます。ソニー製の、ヘッドホン(WH-1000XM3)、イヤホン(WF-1000XM3)、スピーカー(SRS-XB10)で試してみましたが、いずれも、違和感を感じるレベルで音ずれが発生しました。この3製品しか試してないので、何とも言えませんが、Bluetooth機能はそこまでレベルが高くないのかなーと思いました。なので、Bluetoothを使う事を前提として購入しようとしている方には、あまりおすすめできません。

あとは、操作性について一つ。一部のアプリ(ネットフリックス、Amazonプライムビデオ、DAZNなど)によっては、リモコンの方向キーを使って、カーソルを操作し、観たい動画を選ぶような方式になっています。動画視聴中の操作(早送りしたり戻したり、停止、再生など)も同じように操作しなければならないので、まあまあ使い勝手が悪いです。このへんは、アップデートに期待したいところ。

映画好きにはおすすめできない理由

文句をタラタラと書いてしまいましたが、ここまでは個人的には「小さな問題」に過ぎません。一つ、致命的な問題があります。それは、「映像に自動的に補正がかかってしまう」ことです。そして、映像補正のオンオフを切り替えできません。

たとえば、YouTubeで動画を見る場合は、とくに何も感じないのですが、映画や海外ドラマを見ると明らかに違和感を感じます。なんというか、映像がキレイすぎるんです。「キレイならいいじゃないか」と思われそうですが、映像が「のっぺりとした安っぽい印象」になってしまうわけです。

たとえば、『タイタニック』を観ていて、「あれ?これメイキング映像?それともドラマバージョンかなにか?」と感じてしまうくらい、見え方が結構変わります。「船長の肌こんなツルツルしてたっけ?」とか、鮮明に見えなくてもいいところも見えてしまうような感じです。解像度はHDと、そこまで高くはないので、それを補うための補正なのかもしれません。

映像補正技術は作り手からは結構不評らしい

近年、テレビでも映像補正は問題になっているようで、ちょっと前に俳優のトムクルーズがTwitterで、「俺のアクション映画を観る時は、テレビのフレーム補間機能はオフってくれよな!昼ドラやコメディドラマみたいに安っぽくなっちまうからよお!」的なことを言っていました。

ポップインアラジンにも、テレビの「フレーム補間」のような技術が使われているのだと思われます。(販売ページには、そういった機能が付いていると記載されていないので、いちおうポップインアラジンのサポートに聞いてみましたが、なぜか教えてくれなかった・・・サポートの人も把握してない機能なのかもしれないけど)

映像にこだわる人にはおすすめしないけど、ものによっては違和感なく観れる

この映像補正によって、『ラ・ラ・ランド』で踊る二人が、ちょっと馬鹿っぽく見えてしまうくらい、なんか安っぽい映像になってしまいます。「映像の見え方で、こんなにも受けとり方が変わってしまうのか・・・」と驚いてしまいました。

あえて画質を落として撮影されたような、味わいのある洋画も、変に映像がキレイになってしまい、悪い意味でチープな印象に。

アニメの場合は、とくにアクションシーンなどで、キャラクターの動きに違和感を感じます。映像をなめらかにするための補正なんだと思いますが、いちいち違和感を感じるのは、やはりストレスです。

映像のキレイさを際立たせるために搭載した機能だと思われますが、「この機能はいらないなー」と個人的には強く思いました。もちろん、人によっては、気にならないのかもしれません。そもそも、映画やアニメ、海外ドラマを見ない人、プロジェクターのメインの目的が「YouTube」という人は、あまり気にならないかもしれません。YouTubeの動画や、日本のドラマは、あまり違和感なく観ることができました。

結局ポップインアラジンはおすすめできるのか?

いろいろ文句を書いてしまいましたが、基本的にはいい製品だと思います。テレビを観るようなお手軽さ、操作性の素晴らしさ、省スペース設計など、おそらく購入者がこの製品に期待しているであろう機能は、どれも満足いくレベルだと思います。だからこそレビューも高評価が多いのだと思います。テレビを置けない寝室とかに取り付けたら便利かもしれません。

ただ、上述した通り、映像の補正機能をオフすることができない・・・。個人的には映画やアニメ視聴がメインなので、やっぱりこの点はがっかりしました。なので、私と同じように、映画やアニメをメインで視聴したい、映像にこだわりたいという方には、おすすめできません。

今後、ソフトウェアのアップデートによって、この点が改善されるのかは謎です。また、据え置き型のポップインアラジン(Z6 Polar Meets popIn Aladdin)の方は、どうなっているのかも知りたいところです。(こちらはフルHD対応なので、もしかしたら補正がないのかも)知っている方がいましたら教えてほしいです。

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