即実践!!人気インテリアスタイル8選!!よくある部屋をおしゃれにする鍵

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好みの家具を揃えたし、片付けもしている。なのに自分の部屋が好きになれない、おしゃれにならない…。

それは部屋全体の方向性やスタイルが定まっていないからかもしれません。一貫した「インテリアスタイル」を取り入れることで、部屋に統一感が生まれ、おしゃれで居心地の良い空間へ変わる可能性があります。

たとえば料理を作るとき、和風、中華、イタリアンなど全体としての方向性を決めることで、自然と使用される食材や調味料が決まります。この方向性を無視すると、「悪くないけど…なんか微妙な味」という残念な仕上がりになりがち。インテリアも同じで、明確な方向性を決めることが鍵です。


日本で人気のインテリアスタイルの紹介

インテリアスタイルには、それぞれ独自の特徴や魅力があり、選び方次第で部屋の雰囲気が一変します。幅広いスタイルの中から人気のある8つを厳選し、その背景や特徴を紹介します。

北欧スタイル(Scandinavian Style)

北欧スタイルは、スカンジナビア諸国の寒冷な気候の中で、快適に過ごすためのデザインとして発展しました。

自然素材と温かみを融合した独自のスタイルとして国際的に高く評価され、現在でも機能性と自然との調和を大切にするスタイルとして世界中で愛されています。日本においても、最も支持されているスタイルの一つです。

1. 自然素材へのこだわり

北欧インテリアスタイルは、木材やリネン、ウールなどの自然素材を多く使用します。北欧地域の厳しい自然環境と長い冬を考慮し、温かみを感じられる素材を選ぶことで、室内に安らぎをもたらします。

2. 明るく柔らかな色調

北欧スタイルのリビング、白を基調にダスティ・セージグリーンをクッションに取り入れアクセントカラーにしている

白やベージュ、パステルカラーなどの明るく柔らかな色調が基本です。これは、日照時間が少ない北欧の気候に合わせて、室内をできるだけ明るく保つ工夫から来ています。

また、こうした色合いは自然光を反射し、空間を広く見せる効果もあります。壁や床、家具に取り入れられた淡い色が、清潔感と落ち着きを与え、リラックスできる空間を演出します。

3. 機能性とデザインの調和

無駄のないシンプルなデザインと使いやすさが融合した家具は、北欧の人々が「実用的であること」にこだわりを持つ文化を反映しています。

例えば、ソファや収納家具にはシンプルで流れるようなラインが多く、空間を圧迫せずに見た目の美しさを保ちながら、日常生活での使いやすさを実現しています。

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モダンスタイル(Modern Style)

モダンスタイルは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて誕生したデザイン運動で、産業革命による技術革新や社会変革、そして様々な芸術運動の影響を受けて発展しました。

このスタイルは、伝統的な装飾や歴史的な様式からの脱却を目指し、機能性とシンプルさを追求することで、新しい時代に対応したデザインを模索しました。

1.シンプルなラインとミニマルな美学

モダンスタイルでは、余計な装飾を省き、直線やシンプルな形状を中心にデザインが構成されます。すっきりとした見た目が、清潔感や整った印象を与え、部屋全体が広く感じられる効果もあります。

家具や収納アイテムも、無駄を省き必要最低限に絞ることで、生活感を感じさせず、落ち着いた空間を作り出します。

2. 異なる素材と質感で演出する

素材選びもモダンスタイルでは重要なポイントです。木材やガラス、金属といった異なる素材が組み合わせられることで、単調さを回避しながらも、上質な雰囲気が生まれます。

また、家具やインテリア小物にテクスチャーを加えることで、視覚的な深みを持たせ、シンプルな空間にアクセントを与えます。質感の違いが微妙な変化を生み、飽きのこない空間が作られるのが特徴です。

3. モノトーンとアクセントカラー

モダンスタイルのカラーコーディネートは、基本的にモノトーンをベースにしています。白や黒、グレーを主軸に、好きなアクセントカラーを取り入れることで、引き締まった印象を持たせます。

このシンプルな色使いが、スタイル全体の統一感を強調し、落ち着きのある空間をつくります。また、アクセントカラーには、個性や好みを反映させることができ、住む人にとっても親しみやすい空間が生まれます。

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和モダンスタイル(Japanese Modern Style)

和モダンスタイルは、日本の伝統美を現代の生活に取り入れることで生まれました。日本の美意識である「わび・さび」(簡素で静寂な美)や「間(ま)」(空間や時間の中の余白や静けさ)の考え方を取り入れつつ、現代的な機能性やデザイン性を追求しています。

明治維新以降の西洋文化の影響を受けながらも、日本独自のアイデンティティを再評価する動きが生まれました。近年では、海外でも日本のデザインが高く評価され、ミニマリズムやサステナビリティの観点からも注目されています。和モダンスタイルは、心地よい静けさとシンプルさを持つ空間を作り出すことができます。

1. 自然素材とシンプルさの融合

和モダンスタイルでは、木材や紙、布などの自然素材が重要です。たとえば、床にはフローリング、家具には木の風合いを活かしたデザインを取り入れることで、温かみがありながらも洗練された雰囲気を作り出します。

また、シンプルさがこのスタイルの特徴で、無駄を省いたインテリアが空間に落ち着きをもたらします。過度に装飾せず、素材の美しさを活かした家具や小物を選ぶのがおすすめです。

2. 日本的な色彩とアクセント

白やベージュ、ブラウンなどの自然を感じさせるカラーがベースですが、アクセントとして深いグリーン、藍色、山吹色などの伝統的な日本の色彩を使うこともあります。

これらの色が空間に落ち着きと深みを加え、控えめな美しさを引き出します。たとえば、クッションやランプシェードにこれらのカラーを使うだけで、シンプルな空間にメリハリをつけることができます。

3. 光と空間の活用

和モダンスタイルでは、光や空間を上手に活用することも大切です。自然光を取り入れたり、柔らかい照明を使って空間に影や奥行きを生み出すことで、シンプルながらも豊かな表情が生まれます。背の低い家具を選ぶなど、広さを感じさせる工夫をすることで、窮屈にならずにゆとりを持たせることができます。

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ナチュラルスタイル(Natural Style)

ナチュラルスタイルは、都市化が進む中で「自然と触れ合いたい」という人々の願いから生まれました。環境問題への意識が高まり、エコロジーやサステナビリティが注目されるようになりました。

また、日本では古くから「和」の精神として、自然との共生が重視されてきました。そのため、ナチュラルスタイルは日本の住宅にも取り入れやすく、多くの人々に愛されています。

1. 自然素材の温かみ

木材を使った家具やラタン(籐)、コットンなど、素材の質感を活かしたインテリアアイテムが多く取り入れられます。シンプルでありながらも素材が持つ柔らかさや暖かみが空間に溶け込み、心地よいリラックス感を生み出します。

2. 自然の色合いと明るい雰囲気

ベージュやブラウン、クリーム色など、土や木の色を彷彿とさせるナチュラルカラーをメインにすることで、どんな空間でも落ち着いた印象に仕上がります。

こうした色使いが、明るいフローリングや白い壁紙と相まって、自然の中にいるような爽やかさを引き出します。大きな窓がある場合は、柔らかい自然光を活かして空間全体がより穏やかに映えるでしょう。

3. シンプルで無駄のないレイアウト

部屋に余計な物を置かず、必要最低限の家具やアイテムで構成することで、無駄のない空間が広がります。収納家具は目立たないデザインや自然素材のものを選び、見た目もすっきりとした印象に仕上げます。

シンプルながらも快適さを追求したレイアウトが、日常生活に自然なリズムと調和をもたらし、気持ちの良い空間づくりに貢献します。

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インダストリアルスタイル(Industrial Style)

「インダストリアル」とは英語で「工業的な」という意味です。20世紀初頭、アメリカやヨーロッパでは工場や倉庫が次々と建設されました。これらの建造物がインダストリアルスタイルのルーツです。

アーティストやデザイナーたちが空き物件となった工場や倉庫を、住居やスタジオとして利用し始めました。工場や倉庫は入居費が安く、広い空間や大きな窓から差し込む光が創作活動に向いていたといわれています。

このスタイルは、「未完成の美学」とも呼ばれ、木材や金属のそのままの素材感や、経年劣化を楽しむスタイルとして広がり、現在ではカフェやレストランなどの商業空間でもよく取り入れられています。

1. シンプルで無骨な素材感

鉄やウッドの家具を使い、直線的で飾りの少ないデザインが基本です。例えば、鉄脚のテーブルや木製のオープンシェルフは、無駄のないデザインと実用性を兼ね備えています。金属の光沢や木のあたたかみがほどよく調和し、控えめでありながら存在感のある空間を作り上げます。

2. 実用性を重視したインテリア配置

インダストリアルスタイルは見た目のカッコよさだけでなく、実用性も重視しています。たとえば、オープンラックやシンプルな収納スペースは、物の出し入れがしやすく、使い勝手が良いです。シンプルでありながら必要な物が揃っていることで、生活のしやすさをサポートし、シンプルな生活を目指す方にもぴったりです。

3. アースカラーを基調とした配色

アースカラーを基調にした配色も、インダストリアルスタイルを特徴づける要素の一つです。落ち着いたブラウンやグレーを基調に、黒やダークトーンをアクセントとして加えると、統一感のあるスタイリッシュな空間になります。

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ミッドセンチュリースタイル(Mid-Century Style)

ミッドセンチュリースタイルは、主に1940年代から1960年代にかけてアメリカで発展し、世界中に広がりを見せたデザイン運動です。モダニズムなどの影響を受けながら、各国で独自の解釈や発展を遂げ、現代においても高い人気を誇っています。

第二次世界大戦後のアメリカは、経済発展により新しい素材や技術が次々と登場しました。デザイナーたちは、未来への希望と楽観主義を表現するために、有機的な曲線や大胆な色使いを取り入れた斬新なデザインを生み出しました。

1. シンプルで機能的なデザイン

ミッドセンチュリースタイルの特徴のひとつは、そのシンプルさと機能性です。生活に実用的であることを重視し、無駄な装飾を抑えつつも美しさを保つデザインが採用されています。家具には直線的なデザインだけでなく、人間工学に基づいた有機的な曲線も多く見られ、空間に温かみをもたらします。木材を基調とした仕上げも多く、フローリングや白い壁紙に自然に溶け込むため、清潔で明るい印象の中に居心地の良さが生まれます。

2. カラフルなアクセントカラー

このスタイルでは鮮やかなアクセントカラーを取り入れることがポイントです。オレンジ、ターコイズ、マスタードイエローなどのカラーを部分的に使い、部屋全体に明るい印象を加えます。たとえば、ソファやクッション、小物類にこれらの色を取り入れることで、シンプルなデザインに個性が加わり、空間が引き締まります。大胆な色使いですが、全体のバランスを崩さないように少量で取り入れるのがコツです。

3. ヴィンテージ感とレトロな雰囲気

ミッドセンチュリースタイルでは、ヴィンテージアイテムを取り入れることで、懐かしさと温かみが感じられる空間を作り出します。例えば、壁際に置かれたレコードやアートが、シンプルなインテリアにレトロなアクセントを加え、視覚的な楽しさを提供します。古き良きデザインがモダンな空間に馴染むことで、部屋全体におしゃれな雰囲気が広がります。

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カントリースタイル(Country Style)

「カントリー」とは英語で「田舎」を意味します。カントリースタイルは、田舎の素朴で温かみのある暮らしをイメージしたインテリアスタイルです。カントリースタイルは、ヨーロッパやアメリカの農村部で発展しました。農家の人々が使うシンプルで実用的な家具や道具がベースとなっています。自然素材を活かし、手作り感やアンティーク感が特徴です。

フレンチカントリーやブリティッシュカントリーなど、地域によって異なるスタイルもあり、それぞれに独特の魅力があります。

1. 温もりのある木の家具

カントリースタイルの魅力のひとつは、自然素材を活かした木製の家具です。木の質感を視覚的にも触覚的にも楽しめ、部屋に温かみをプラスします。例えば、木材の年輪や節目が織りなす独特の模様は、見ているだけで自然のぬくもりを感じさせます。

2. 柔らかなテキスタイル

カントリースタイルは、チェック柄や花柄などのテキスタイルも特徴です。明るい色合いのファブリックや、温かみのある質感のクッションやカーテンが空間を優しく包み込んでくれます。また、リネンやコットンのような天然素材を使ったアイテムは、リラックスした雰囲気を作り出します。

3. アンティーク風の小物

カントリースタイルには、アンティークやビンテージ風の小物がぴったりです。例えば、古びたランタンや花瓶、木のフレームに入ったアート作品など、味のあるアイテムを飾ることで、部屋に趣のあるアクセントが加わります。こうした小物は、小さなスペースでも簡単に取り入れられるため、簡単に雰囲気づくりが楽しめます。

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ラスティックスタイル(Rustic Style)

「ラスティック」とは英語で「素朴な」、「田舎風の」という意味です。装飾よりも実用性や耐久性が重視され、シンプルで素朴な美しさが特徴です。

ラスティックスタイルは、世界中で、農村部や山岳地帯など、自然と密接に関わる地域で、古くから見られたデザインスタイルです。当時の人々は、厳しい自然環境に適応するため、手に入りやすい木材、石、皮革、毛皮、土などの自然素材をそのまま活用し、頑丈で実用的な家具や建築を作りました。アメリカでは、19世紀の「西部開拓時代」において、このスタイルが顕著に現れました。

自然素材の温もりと手作り感を大切にするデザインとして、現代でも根強い人気を誇っています。

1. 素材の温かみを感じるナチュラルな木材

ラスティックスタイルの魅力は、自然素材が持つ温かさと味わい深い質感です。特に木材を使った家具やアクセントが欠かせません。木目がしっかりと見える無垢材のテーブルやシェルフを取り入れることで、自然の温もりを感じられる空間が生まれます。木材には、自然の風合いをあえて残す少し荒い仕上げやヴィンテージ感を出す加工を施すと、さらにラスティックな雰囲気が高まります。

2.  手作り感あふれるディテール

ラスティックスタイルには、手作りのような温かみや、不均一さのあるディテールがぴったりです。たとえば、手編みのラグやクラフト感のあるクッションなどが空間に温かみをプラスします。また、壁や棚に飾るアクセサリーには陶器や天然素材を使ったものを選ぶと、自然で素朴な印象が引き立ちます。

3. 自然色を基調にした色合い

ラスティックスタイルのもう一つの特徴は、自然をイメージさせる色合いです。ベージュやブラウン、アースカラーを基調とした配色が、落ち着きのある空間を作り出します。家具や小物だけでなく、カーテンやクッションカバーなど、ファブリックも自然をイメージさせる色にするのがポイントです。

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この記事を書いた人
うすしお

日々の生活をより快適にするためのインテリアのヒントを探求し、シンプルで実用的な、あわよくばローコストなアプローチを模索しています。カマンベールチーズは雪印派ですが、たまにmeijiに寝返ります。

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