一人暮らしの悩みどころとしてあるのが、
「ソファ欲しい!でも実際いらないんじゃないか?問題」
おしゃれなソファを置いて、素敵な時間を過ごしたい・・・。でも、実際ソファがなくても何とかなるし、一人暮らしのワンルームとなると、どうしても部屋の狭さが気になり、二の足を踏んでいる人も多いでしょう。
この記事では、一人暮らしの部屋にソファを置く場合の注意点や、ソファを選ぶ際におすすめしたいツールを紹介します。
関連記事
6畳の部屋に2人掛けソファは置ける?
まず、部屋に置ける家具の量を把握しておきましょう。生活のしやすい居心地のいい空間を作る場合、床が全体の6割以上見えていることが基本です。
シングルベッドのサイズが2m×1mくらいなので、これだけで部屋の2割は埋まります。6畳(約10㎡)の部屋は、シングルベッド、テーブル、テレビ台、2人掛けソファ(横幅160cm以下)だけで4~5割は埋まってしまいます。
6畳のワンルームに2人掛けソファを置くなら、
- ベッドではなく布団を使う
- テレビは置かない
- テーブルは食事ができる最低限のサイズを使う(横幅60cm以下)
- 収納は基本クローゼットや押入れを使う
- 圧迫感の少ないローソファを使う
こういった工夫をして、できるかぎり家具類で床を埋めないことを意識すると、生活しやすい空間を作ることができます。
部屋のサイズに合ったソファを選ぶ方法
どんな家具もそうですが、家具屋さんで見る時と、自分の部屋で見る時とでは、大きさが全然違って見えます。購入する場合は、ソファの幅や奥行、高さなどをチェックして、具体的にシミュレーションする事が重要です。
特に注意したいのがソファの奥行と高さです。幅のサイズだけを見て、「よし!このサイズならこの位置に置ける!」と判断してしまうと、実際置いてみたら「思ったよりも部屋が狭くなってしまった・・・」という失敗は多いです。
幅はもちろんの事、奥行きと高さもしっかりと考慮して、具体的に配置をシミュレーションしましょう。
実際に物を置いてみよう
とはいえ、イメージだけでは限界があります。やはり実際に同じ大きさのものを置いてみない事には、分からない事も多いもの。
そこでおすすめなのが、新聞紙などを切り合わせて、購入予定のソファのサイズを再現する方法。高さまでは再現できませんが、「意外と奥行があるから、テーブルは小さめにしないといけないかも」とか、気づくことがたくさんあります。
スマホでレイアウトのシミュレーション
もう一つおすすめなのが、スマホアプリを使う方法。ARによる家具配置シミュレーションが手軽にできます。まだまだ使い勝手の悪い部分もありますが、ARのアプリは近年かなり進歩しています。アプリの種類はいろいろあるので、使いやすいものを試してみたらいいと思います。
おすすめは、RoomCo AR(ルムコエーアール)
会員登録なしですぐに使えるのでおすすめです。こんな感じで、自分の部屋をカメラで映しながら、家具のレイアウトを確認できます。部屋が暗いと、床や壁が認識されにくいので、部屋を明るくして使うのがコツです。
こんな部屋ならソファはいらない
- ギリギリ置けるスペースしかない
- ソファは置けるけど動線と被る
- 物が多くて部屋がわちゃわちゃしてる
- 家では勉強や仕事に集中したい
もうすでに部屋に物が多く、ギリギリ置けるスペースしかないなら、残念ですがソファは諦めましょう。もしくは不要な物を捨てる、ベッドをやめて布団にするなど、整理整頓してからの購入がおすすめです。
たまに部屋の動線部分にソファを置いている方がいますが、これは絶対オススメしません。
部屋の動線とは、簡単に言えば人が通るスペースの事です。このスペースに家具があったり、物が落ちていたりすると、それだけで人はストレスを感じてしまいます。
試しに、リビングからトイレまでの動線に、何か適当に物を置いて一日過ごしてみてください。どんな小さな物でも、ストレスを感じるはずです。それがソファという大きな家具ならなおさらです。
値段やデザインよりも部屋全体のバランスのほうが大事
もう一つ多い失敗例として、
「このソファちょっと大きいけど、メチャメチャお洒落だから、多少部屋が狭くなるかもしれないけど買っちゃえ!」
みたいに、良い物や自分の好みの物を見つけると、どうしても欲しくなってしまい、部屋のサイズやテイストに合っていないソファを選んでしまうという失敗です。
とくにデザインを重視する方に多い失敗例なので、オシャレな部屋を作りたいと思っている方は注意が必要です。
そもそも家具のサイズが部屋のサイズと合っていないと、オシャレな部屋には絶対にならないです。あくまで部屋全体のバランスを最優先で考えた上で、自分好みのソファを選ぶ事が重要です。
何の変哲もないシンプルなソファでも、部屋全体の調和を考えて配置すれば、十分オシャレな部屋を作る事は可能です。
むしろソファはシンプルにして、クッションなどで差別化を図る方が簡単だったりします。
一人暮らしのソファの相場は?
ソファは大きく分けると3つの価格帯が存在します。
- コスパ重視の低価格帯(~3万円)
- オシャレだけどリーズナブルな中価格帯(3万円~10万円)
- 品質、デザインにこだわった高価格帯(10万円~)
※価格は目安です
今から一人暮らしを始める、という方は多くの場合1か2を選びます。もちろん、自分の経済状況に見合った物を選べば良いだけなので、どれが良いという事も無いですが、値段が高い方が当然品質が高く、長く使える可能性は高いです。
1,2のメリットは、価格が安くて手が出しやすいという事と、とにかく種類が多い事です。種類が多いので、自分の部屋に合った物を探し出しやすいという事ですね。
一人暮らしにおすすめのソファブランドは?
やはりソファを買うならブランド物が欲しいという方も多いでしょう。一人暮らしの方におすすめのブランドは、1人掛けソファや2掛けソファなど、一人で使うのに適したソファの種類が豊富なブランドです。
一人暮らしにおすすめのソファブランドはコチラの記事にまとめてあります。
一人暮らしの強い味方!安くておしゃれなソファショップ
やっぱりソファを買うなら、「オシャレな物じゃないとイヤ!」という方も多いでしょう。でもそこまで金銭的余裕もないし・・・という方も多いはずです。
時間をかけて、お金を貯めて良い物を買うという選択肢もありますが、
「今まさにオシャレなソファが欲しい!でもお金はそんなに使えない!」
という方におすすめのショップを紹介しています。
ソファベッドってどうなの?
一人暮らしで、部屋の狭さに悩んでいる人によくあるのが、
「ソファベッドを買えば、部屋を広く使えるんじゃないか?」という考えです。
ソファベッドを否定はしませんが、正直そのへんの安いソファベッドを買うのはおすすめしません。と言うのも、安いソファベッドは寝心地が非常に悪いからです。
「寝心地なんて関係ない!」という方でも、そういう環境で長い期間寝ていると、どうしても体に負担が蓄積していくので、将来的に何らかの症状が出る事もあり得ます。
なので、ソファベッドを買うなら、激安の物は絶対に避けましょう。出来ればベッドとソファは分けた方が良いですが、どうしてもソファベッドが欲しいという方は、出来るだけ品質の高い物を選びましょう。
一人暮らしの部屋が畳の場合はソファNG?
ソファと言えば、やっぱりフローリングの上に置いてあるイメージです。元々海外の家具なので、そのイメージが強いのは当然ですよね。
実際、畳よりも、フローリングの方がしっくりくるソファは多いです。ですが、必ずしもフローリングじゃないとソファを置けないという事でもありません。
ちょっとした注意点と、和室や畳にあるソファがどういった物なのかを理解した上でソファを選べば、失敗する事も無いでしょう。
コチラの記事では、畳に合うソファの条件や、おすすめのソファを紹介しています。
まとめ
一人暮らしを始める方に向けて、ソファの選び方や注意点などをまとめてきました。ソファ選びの際に参考にしていただければと思います。
まず一番重要な事は、この部屋には、あるいは自分の生活にはソファは必要だろうか?と考えてみる事です。なんとなくの憧れでソファを買っても、意外と使わなかったり、邪魔だったりしますからね。それと、捨てる際にも費用が掛かったり、自分で運ぶ必要があったりと、結構めんどくさいですしね。
ただ、部屋にピッタリのソファが見つかれば、生活をもっと快適なものにしてくれます。是非、自分にぴったりのソファを探してみてください。
コメント